令和6年度 第4回 四国中央市 in土居
② 千足神社
伊邪那岐大神と伊邪那美大神を主祭神として祀る神社で、聖武天皇の時代に宇摩郡と新居群の間に鎮座したといわれており、その後、現在の位置に転移しました。
千足神社神官の長男であった真鍋豊平氏(1809年~1899年)は1830年、一弦琴の奏者であった杉隅南から指導を受けたことをきっかけに、九州や中国地方各地を巡りながら一弦琴の演奏方法や作詞・作曲を学んだそうです。その後も、一弦琴の曲を多く収録した「須磨の枝折」を著す等、一弦琴の復興に貢献しました。
そのため、千足神社には現在も一弦琴が保管されています。
③八坂神社
四国中央市土居町出身で、県議会議員・歴史学者・画家であった安藤正楽に縁のある神社であり、境内には安藤正楽が建てたとされる、日露戦争を批判した反戦の石碑があります。また、反戦碑の碑文は、安藤正楽の抑留の際に警察によって削られましたが、1993年に正楽の子孫によって復元され、反戦碑の横に設置されています。
④ 関川河川敷
関川は、柘榴石や金紅石、藍晶石など約200種の鉱物種が確認されており、様々な珍しい岩石が採取できることから、岩石・鉱物の宝庫とも呼ばれています。実際に採取できる岩石・鉱物については、ご紹介した暁雨館でも見ることができます。