令和6年度 第3回 上島町in弓削
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10月26日(土) 10:00~12:30
弓削高等学校「弓削人」
「塩の荘園」
2023年に創立950年を迎えた神社であり、現在の社殿は江戸時代以降に再建されたものです。境内の一角で行われた発掘調査では、現在の海岸線から約40m離れた地点、地表から80mの深さにおいて、浜床のような固い地層が発見され、揚浜子規塩田が存在したと考えられています。
本殿には、鎌倉時代に寄木造で作られた獅子・狛犬が奉納されています。獅子・狛犬の見分け方は、口が開いて角がない方が獅子、口が閉じていて、角がある方が狛犬だそうです。
母屋や蔵、門塀が「上弓削田坂家住宅」として登録有形文化財に登録されている、大正6年に建築された築100年を超える建物です。母屋の柱や梁には希少な栂(つが)が使用されており、昔の大工さんたちの丁寧な仕事を見ることができます。
なお、現在は建物を活用し、「Kitchen313Kamiyuge」としてパン屋が営まれています。
❸ 願成寺
現在の弓削島にある唯一の真言宗寺院であり、「東寺百合文書」に記されている寺社名が現在までそのまま残っている唯一の例です。願成寺は、14世紀初頭に行われた下地中分で、地頭に土地の半分をあげるから、もう半分は領主のものにしてくれという約束をし、地頭分とされた大串方の中心寺院でありました。江戸時代の元禄期(1688年)から宝永期(1711年)にかけての23年間の時代に発生した上弓削の大火事によって、古い記録は残っていませんが、大師堂に安置されている木造阿弥陀如来像は鎌倉時代前期の作と考えられ、本寺に伝えられている絹本着色の釈迦十六善神像、不動明王二童子像、弘法大師像の仏画は室町時代のものとみられています。
境内で実施した発掘調査では、中世の瓦が出土しており、願成寺は荘園時代からこの地において信仰の拠点としての役割を担ってきたと考えられています。
❹ おやつタイム
上島町のマスコットキャラクターであるかみりんを大判焼きにした「かみりん焼」を販売されています。生地の中には自家製あんこやカスタードクリーム、チョコクリームなどが入っており、季節限定の味もあります。
上島町CATVさんに取材いただきました !