上島町


令和5年度   第3回   上島町~岩城島~

□ 開催日時:

10月21日(土) 10:00~12:30


 

ルート紹介


 

スポット紹介


❶ 浄光寺

 岩城港を出発し、岩城環状線を東に進んだところにあります。

 浄土宗の寺院で、阿弥陀如来を祀っています。山門を入って右側の六地蔵の並びに、花崗岩の板碑があります。また、無縁墓地の最上段中央には、花崗岩の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。宝篋印塔は鎌倉時代に密教系の塔として出現して以降、現代まで宗派を越えて流行し、五輪塔と並んで我が国石塔の二大主流となりました。名前は、「宝篋印心咒経」を納めるところからきています。

 


❷ 岩城八幡神社

浄光寺を出て、岩城環状線を港方面に進んだところにあります。

平安中期の武将・源頼義が伊予国内に七社を建立したうちの一社が起源と伝えられています。

1392年には海賊の首領であった村上修理亮敬吉が居城を構え、亀山城と称しました。その後、亀山八幡宮という名称を経て、1870年に岩城八幡神社と改められました。

南側の海岸には、岩礁ピットまたは柱穴と呼ばれる、岩に開けられた直径20センチメートルほどの穴があります。沖に向かってほぼ等間隔で並んでおり、海賊時代の遺構と考えられています。(岩礁ピットへの道は山道のため、当日の見学は行いませんでした。)

 


❸ 岩城郷土館

 岩城八幡神社から海沿いの道を通って岩城港へ戻る途上にあります。

 もとは、江戸時代に伊予国松山藩の島本陣がおかれていた三浦邸でした。本陣とは、勅使や公家、大名などが宿泊する施設で、当時は松山藩の藩主が参勤交代の際に立ち寄っていました。三浦氏は、岩城湊(現在の岩城港)を拠点にして、当時の主要産業である製塩業により財を築きました。

 戦後、建物の老朽化が問題となったため、岩城村が三浦家から寄贈を受け、修復したうえで1982年に岩城郷土館として開館しました。

 館内には、明治中期に活躍し、三浦家当主とも親交のあった若山牧水や吉井勇の資料も展示されています。1913年、牧水は三浦氏の別邸に数日間滞在し、その際詠んだ歌の碑が庭に設置されています。



リハーサルの様子

本番の様子


 

 

上島町CATVさんに取材いただきました !