えひめ瀬戸内LINKプロジェクト


東予地域には、人々の暮らしの変遷を伝える貴重な数多くの歴史文化資源がありますが、その姿は徐々に忘れられつつあります。この度、東予地域の高校生と、歴史文化資源の活用を学ぶ大学生たちがタッグを組み、その魅力を再発見・発信しようと、令和3年(2021) 8月にプロジェクトを発足し、9月4日のキックオフミーティングで活動をスタートしました。

各自治体から1校ずつ集まった5校の高校生と、愛媛大学 社会共創学部 井口研究室の大学生が協力して、テーマごとに地域の歴史文化資源について調べ、それぞれの資源がもつ魅力や可能性を表現したポスターを制作し、活用に向けての取り組みを進めています。

愛媛県今治市マップと大見神楽フィールドワーク

瀬戸内海上交通の要所で、造船やタオル業が盛んな人口約15万人の今治市からは大三島の今治北高等学校 大三島分校が、県指定無形民俗文化財「大見神楽」をテーマに調査制作を実施しました。

愛媛県新居浜市マップと別子銅山フィールドワーク
四国屈指の工業地帯人口約11万人の新居浜市からは、新居浜南高等学校が日本三大銅山「別子銅山」をテーマに調査制作を実施し「第4回 高校生による歴史文化PRグランプリ」で最優秀賞に選ばれました。

愛媛県西条市マップとうちぬきフィールドワーク

西日本最高峰 石鎚山の麓にある水の都、人口約10万人の西条市からは西条農業高等学校が、石鎚山の伏流水からなる豊かな地下水の自噴スポット「うちぬき」をテーマに調査制作を実施しました。

愛媛県四国中央市マップと真鍋家住宅フィールドワーク
紙や水引などの製紙産業や、お茶づくりが盛んな人口約8万人の四国中央市からは、川之江高等学校が、平家伝説も伝わる国指定重要文化財「真鍋家住宅」をテーマに調査制作を実施しました。

愛媛県越智郡上島町マップと雨乞フィールドワーク
瀬戸内海中央25の島々からなる人口約6,400人の上島町からは、弓削島の弓削高等学校が「雨乞」をテーマに調査制作を実施し「第4回 高校生による歴史文化PRグランプリ」で優秀賞に選ばれました。

愛媛大学の研究まとめ


「えひめ瀬戸内LINKプロジェクト」の中で、東予地域の高校生とタッグを組み活動した愛媛大学 社会共創学部 井口研究室の皆さんに、各テーマの研究をまとめてもらいました。

撮影場所Map